ゴルフ用語辞典 バードントロフィー(Vardon Trophy)

バードントロフィー(Vardon Trophy)

辞書で調べてみると「米ツアーにおいて年間平均ストローク数が最小のプレーヤーに贈られる賞のこと。又は、欧州ツアーでその年の賞金王に贈られる賞のこと。」との記載があります。

名前の由来としては、バードン ⇒ ハリー・バードン ⇒ 1890年台から1900年代にかけて活躍し、全英オープンを6度制した。また、それまでゴルフのグリップはベースボールグリップが主流だったのですが、オーバーラッピンググリップを取り入れ完成させ、「モダンゴルフの父」と称されたのがハリー・バードンなのです。
この偉業(全英オープン6回・全米オープン2回の優勝等)を記念して創られた賞が「ハリー・バードン トロフィー」ということです。

おまけですが、かのジャック・ニクラウスはこの賞を一度の獲得していません。なんだか不思議な話ですが、この理由はジャック・ニクラウスはメジャーをメインに出場していたため、その難しいコースにおける平均スコアーとしては、然程良くならなかったということです。当然といえば当然でしょうね。もし数多くのトーナメントに彼が出場していれば、そのスコアーは多分トップクラスであったことは疑えない事実だと思われます。