ゴルフ用語辞典 マッチプレー Match Play

マッチプレー Match Play

マッチプレーを辞書で引いてみると、”ゴルフの競技方法の一つ、2名または2組のプレーヤーが1対1で対戦し、1ホールごとにストローク数の多寡で勝敗を決める競技方法” 

といった記載があります。

これは、ゴルフルールブックにも記載があり(第2条)、

”各ホールごとに勝負を決め、正規のラウンドの中で未済のホール数よりも多いホールを勝ち越したサイドを勝者とする競技方法。”

となっております。

 

700年余りのゴルフの歴史のなかでは、マッチプレーの時代がほとんどであり、

ストロークプレーが主流になったのは1900年台に入ってからだと言われています。

17世紀頃までは個人でのマッチプレーヤ-・ペアによるマッチプレーが主流でしたが、

18世紀の中頃各地におけるクラブ創設の動きとともに、より多くの参加が可能なシルバー競技が開催されるようになりました。

これは、抽選による多数の組み合わせを行い、各組でのマッチプレーを競った中から

所定のラウンド数の中でもっとも多くホール数をとったプレーヤーを優勝者とするものでした。

しかしながら、これは公平とは言いがたく、たまたま弱い人と対戦した強い人が優勝する場合が多く、

1759年にストロークプレーヤーについてのルールが制定されることとなりました。

 

マッチプレートーナメント(マッチプレーの競技会)

世界各国のゴルフのオープン競技は、ほとんどがストロークプレーが採用されています。

例えば、全英オープン・全米オープン・日本オープンetc・etc、当初からストロークプレーとなっています。

しかしながら、全米プロは当初の開設以来1957年までマッチプレーでした。

現在では、ストロークプレーに変更されています。

但し、全米アマだけは未だにマッチプレーを採用(一時期ストロークプレーの時代が5年ほどありました)しています。

 

最近は、勝負の駆け引きの面白さや、プレー時間の短縮を理由にマッチプレーの復活を求める声も

有るとか無いとか・・・・。