「ウェイストエリア(waste area)」

「ウェイストエリア(waste area)」とは?

単語の意味は、(waste):浪費する、消耗する、すり減らす、逃す、荒れ果てた、荒れ地、くず、ボロ                     (area):地域、場所

ですので直訳すると、荒れ果てた場所 といったところでしょうかね。

日本のゴルフ場ではほとんど見かけませんが、コース上(スルーザグリーンの中で、OBゾーンという訳でもない)にラフでもなく、グリーンでもなく、もちろんフェアーウエーでもない場所のことです。こうした、コース内にあるものの、コースの攻略ルートとまったく関係のない部分、例えば大きなサボテンが生えていたり、地面がむき出しになり石や岩がごろごろしていたりする場所のことを、「ウェイストエリア(waste area)」、または「ウェイストバンカー(waste bunker)」と言うようです。

アメリカ西部の乾燥地域のゴルフ場とかの中には、そのようなエリア(フェアウェイとラフ以外の部分)をゴルフ場造成前の、そのまま元々の環境として、残してあるような設計になっているゴルフ場も多いようです。

 

「ウェイストエリア」にボールが行ってしまったら?

「ウェイストエリア」にボールを打ち込んでも、ローカルルールで特にOBなどと規定されていなければ罰はありません。ゴルフ規則の通りで、ボールは「あるがまま」の状態で、プレーされなくてはならないということです。

それから、「ウェイストエリア」はバンカーでもありませんので、クラブをソールしても構いません。アメリカ西海岸地方の特異なゴルフ場に行かれましたら、思い出して下さいね。(笑)