ゴルフ用語辞典 ウェイト・シフト(weight shift)体重移動

ウェイト・シフト(weight shift)

ウェートシフトというのは、weight=体重、shift=移動する ということで文字通り体重移動のことになります。

ゴルフのスイングでは、アドレスの時点では左右の足に掛かる体重は50:50となっているのが一般的です。この状態からテイクバックを開始し、トップの位置までスイングがくると体重が左右の足に掛かる割合は、ほぼ100%右足側に乗っています。ここからインパクト・フィニッシュにかけて左足に体重を乗せていく動き(右打ちの場合)をウェイト・シフト(体重移動)といいます。フィニッシュの段階では、左足の方にほぼ100%の体重が右足から移っている状況になります。

 

ウェイト・シフトの効果は?

この体重の移動と腕の振りのタイミングを上手く組み合わせることで、腕だけで振るよりもヘッドの加速度がアップし、ヘッドスピードが上がってボールの飛距離がアップします。

ゴルフのスイングでは、「出来るだけ遠くへボールを飛ばしたい」というのが多くのゴルファーの望みではないでしょうか?。飛距離が稼げればそれだけセカンドショットが短くなりグリーンを狙い易くなりますからね。その気持ちは大変よく判ります。といっても実際は、ショートゲーム(グリーン回りの短いショット)や、コースマネジメントの効果の方が圧倒的に多いのですが・・・。

ともかく飛距離を稼ぐ為には、スイングの際にウェイト・シフトは欠かせないテクニックになります。腕だけでなく、ウェイトシフトを併用したボディーターンでボールを飛ばすことが、飛距離アップには不可欠となります。

 

練習方法は?

一番ウェイトシフトが体感できるのは、3〜5球飛球線方向に直角にボールを並べて、連続打をやってみれば良く判ると思います。一番手前のボールにアドレスした後、右足へ体重移動しながら左足を浮かせてトップから逆に左足を飛球線方向へ踏み出しながらインパクト、すぐにクラブを引き戻して右足を前に(最初のボールと2番目のボールの間隔差分)出しながらテイクバックから体重移動してトップへ、左足を飛球線方向へ踏み出して2番目のボールを打ったら、以後同様に最後のボールまで繰り返します。

左右の足への体重移動の感覚・感じが、良く判ると思います

初めのうちは巧くボールが打てないかも知れませんが、繰り返しやっていると打てるようになってきます。飛距離や方向性は一旦無視して、体重移動の感覚を実感してみて下さい。もちろん慣れてきたら、ある程度の飛距離や方向性に付いてもこだわって下さいね。ボールを捕まえる感覚を磨ける、結講良いスイング練習になると思いますよ。