誤解されやすい基本 69 バックスイングでは腕の三角形を崩すな! 其の弐
前回からの続きになります。
「バックスイングでは腕の三角形を崩すな!」
このアドバイスも典型的な「〇〇をするな!!」の一つになります。
多くの「〇〇を動かすな!」といったゴルフのアドバイス・・・、例えばスイング軸然り、アドレス時の頭、アドレス時の前傾角度。etc、etc・・・・・・・・。
スイング軸は右から左へ動きますし、頭は右下へ行って後半は左上へ動きますし、前傾角度はフォロースルーの後にフィニッシュへ向けて立ち上がる動きがあります。
スイングと言う一連の動きの中の極一部分を切り取ってしまうと動いていないような錯覚に陥りますが、実際は全部時間経過を伴った一連の動作であり、連続なのです。
この「テイクバックでは腕の三角形を崩すな」というアドバイスもこれらと同じ類のものになりますね。
「スイング時計の8時半までは」という注釈をキチンと理解していないと不正確なものになってしまうわけですね。
極々一部を切り取って真似しようとしても無理ですしできませんから、一連の動きの瞬間であることを理解してトータルで実践出来るようにしましょう。
腕の三角形については左腕は真っ直ぐなままにして、このことを前提条件として三角形を崩さないようにというより、崩れるのが当たり前で、単純に「いかにうまく右肘をたたむのか?」を追求したほうが絶対的にスイングを良くしますし、安定するでしょう。
誤解は解けましたでしょうか?改めてもう一度考えてみませんか?