誤解されやすい基本 73 斜面(傾斜地)でのターゲット設定

初心者・アベレージゴルファーに最も起こりやすいミスといっていいのではないでしょうか。

セカンドなりサードショットが斜面(傾斜地)にあるということは、前のショットでミスをしているからですよね。もしくは、距離は失っていなくても方向性の上で何らかのミスが有りフェアーウェイ上にない、あるいはフェアーウェイ上であってもアンジュレーションのきつい所で傾斜があるということでしょう。

多くの場合、この直前のミスを取り返そうとして距離を欲張ってしまうことです。もちろん前のショットが距離的にはさほど距離を失っていない場合もあるでしょうが・・・・。

この場合で傾斜が少ない場合は特に「ダフリ・トップ」等のミスが多発します。何故そうなるのでしょう?一番の原因は斜面でのスイングであることを忘れてしまい普通に平地でのスイングをしてしまうからです。更にいいえば斜面でのスイングを行うための素振りをしていない場合が多いのではないでしょうか?

ちゃんとその斜面(傾斜)に合ったスタンスと振り幅で、距離を欲張らなければこのミスは大幅に軽減できるはずです。斜面に沿ったスイングと軸がブレたりしないスタンス、距離を欲張らない様に短めにクラブを持ってコンパクトで適正なアライアンスのスイングが出来れば、ミスは出にくいでしょう。

具体的に言えば、スタンスの体重配分、重心の位置、ボールの位置を斜面にあわせること、素振りでその斜面上を滑らすような素振り、加えて7割程度の振り幅にして距離を欲張らないということです。より確実にするには、更にスイング幅を少なくしてハーフスイングでOK「良し!」とすれば次のショットがかなり楽になるでしょう。

もちろん普段から7割ショット・ハーフスイングの練習は必須ですよ。

大事なのは、どこにターゲットを定めるのか?無理をして距離を欲張らずに、次のショットを如何に楽なショットと出来るような場所をターゲットにする!ということです。こう考えて実行出来ればミスはしにくくなります。

ゴルフは如何に取り返しのつかないミスをしないで、リカバリーが出来るミスで済ませることが出来るかです。(※ミスを無くすではありませんよ。)これを狙うとスコアーはかなり良くなると思いませんか?