誤解されやすい基本 72 対角線に構えてフェアーウェイの幅を広く使う! その弐

前回からの続きです。

曲がりをコントロールできていな場合はどうすればよいのか?と言うところでしたね。

無理をして対角線上に狙いをつけても正しいアドレスが作れているか?どうしてもやや不自然な方向を向いてしまいますので、気持ち悪いし、左を向きすぎて極端なカット軌道のスイングになりかねません。加えて心理的にフェアーウェイ中央方向へ残ってしまうと右へ押し出すアウトサイド・アウトのスイングとなって更に右曲がりやすくなってしまうという結果になる可能性だってあります。

答えとしては、曲がりはコントロールできてはいないけれど自分のショットの傾向はわかっているという場合、例えばどうしてもスライス気味になる事が多いと言う場合なら、フェアーウェイの真ん中を狙うとどうしても右へ行きやすくなりますので、ティーグランドの左端からフェアーウェイの左端を狙うことである程度はミスを減らすことができます。(ドロー気味の傾向が強い場合、この逆。以下同じ)

こうすれば無理に対角線を狙う場合に比べて構えもスタンスも自然になりますし、本人もスイングしやすいでしょう。この安心感のほうが無理して対角線に狙うよりもメンタル的に大きいと思われます。

予定通りに曲がらなくて、真っすぐ行った場合でもフェアーウェイ内で収まりますし、逆に曲がっても大きくはならないことが多いようです。もちろん極端に引っ掛けたり、プッシュアウトすれば別ですが、その時は気を取り直してやり直せばよいだけです。

また、「曲がりの傾向もわからない、ボールの行く先はボールに聞いて!」というような人の場合は、距離のことはあまり考えないでまっすぐに飛ばすことに集中しましょう。確実なのは下手なりに得意な番手があるでしょうから、それで刻んだほうが圧倒的にスコアーは良くなるでしょう。7番あたりが得意ならベリーグッドです。450ヤードの距離でも3打でグリーンオンです。

ゴルフでは命を取られるようなことは無いのですから、気軽に楽しく回ることを優先すれば楽になります。

「いつものミスがまた出てしまった。まぁ、これも想定内だし気軽に行きましょう!」と開き直ればよいだけです。

やや話が逸れた気がしないでもないですが、「対角線に構えてフェアーウェイの幅を広く使う!」のはある程度技術が伴っていればという条件付きのお話であるということでよろしいでしょうか。