ゴルフ用語辞典 ギャンブル(Gamble)
ギャンブル(Gamble)
特に調べなくてもお判りだとは思いますが、一応念のため。
辞書によれば、
1:賭博(とばく、英: gambling ギャンブリン、独: Glücksspiel、仏: jeu d’argent)とは、金銭や品物を賭けて勝負を争う遊戯のこと。
2:賭(け)事、博打(ばくち)、博奕(ばくえき)、勝負事とも。日本語では和製英語でギャンブルとも言う。
ゴルフ用語としては、多額の金銭や物品を賭けてゴルフの勝負をすること。
これに対して、チョコレートや小銭を賭けて遊ぶことをベット(bet)と言います。金額のどの辺がギャンブルとベットの境界なんでしょうね?はっきりとした線引きはされていないようです。
参考ですが、
賭けゴルフをした場合でも、賭けたものが「一時の娯楽に供する物」であれば賭博罪は成立しないようです。賭けたものがわずかな価値しかない場合には可罰的違法性が欠けるとの判断からです。典型例としては飲食物やタバコなどがよく挙げられています。
金銭については性質上「一時の娯楽に供する物」にあたらないとの判例(大判大正13年2月9日)があり、その多寡ではないようですね。とある一流企業のサラリーマンが摘発された例として、コンペにおいて馬券型の賭博で一口200円、合計537口の購入、的中者の配当2000~3000円があります。2~3000円ですよ!!。決して多額とは言えませんよね。
ということで、お金を賭けてのゴルフはやめた方が賢明でしょう。ゴルフコンペの賞金・賞品等も当事者の参加費からねん出する場合は、金銭は避け、賞品もあまり高額なものは避けるべきでしょう。
元々ゴルフには賭けの要素がありますよね。発祥時はマッチプレーで争っていたわけですし・・・・。とはいえ、プロの場合は別として、アマチュアゴルフにおいては報酬や営利を目的としない純粋なスポーツとして楽しむというゴルフ哲学?があります。
JGAでもルールブックの最後にアマチュア資格規定を設けており、ギャンブルを常習とするプレーヤーに対して主催する協議への参加を拒否しておりますし、プロの大会でのアマチュアの賞金には規制がかかっています。
ギャンブルの語源は、「game(ゲーム)」から由来しており意味は遊び・楽しみであり、ここから狩猟の競技を指すようになって、獲物・競技と変化しました。「獲物を賭けて遊ぶ」からギャンブル=賭けという意味になったようです。