テイクバックと切り返しからのダウンスイング(重要)
スイングの前半テイクバックと、後半開始の切り返しからダウンスイングについて
今日はテイクバックとトップからのダウンスイングについてです。
アドレスの位置から7時 ⇒ 8時 ⇒ 8時半 ⇒ 9時 ⇒ 10時 ⇒ 11時の位置まで腕が上がっていきトップとなりますね(腰の回転も当然ありますが、こちらは7時から8時半まで)。ここからトップまで来た同じ軌道を通ってインパクト(アドレスの位置)を迎える事になります。
インパクト後は左半分の円弧(スイングプレーンとなる円運動の)でテイクバックと対称となるような動きでフィニッシュまで回る事になります。
特にスイングで重要になるのが、このトップからインパクトを迎えるまでのダウンスイングの部分(右半分の円弧の帰り部分)です。
基本的にはテイクバックとトップからのダウンスイングは動きの向きこそ逆ですが、同じ形となります。が、実際は一寸異なります。では何が異なるのか?、
テイクバックとダウンスイング、基本は同じ形。でも異なる部分がある。それはどこか?
ずばり!テイクバックと同じ軌道を通り、インパクトを迎えるはずなのですが、一寸違うのはスイング軸を中心とした回転運動の時間差です。構えからトップまでのテイクバック、トップからインパクトまでの行きと帰りで異なるのは重心の移動のスピードと各部の回転の時間差です。
俗に言うタメを作る腕の引き下ろし前の腰の移動(重心が右から左へ移動します、まだ腰の回転はしませんよ)が先に始まります。前回お話した腰が目一杯回ったままの状態でトップまで腕が上がっていってますよね。
ここから腕はまだ更に回ろう(上に上がろう)としている時に腰が右から左へお尻を引いた状態のまま回転をしないで重心の移動を行い、それまでゆっくり右側へ移動させたスイング軸で回転運動を行っていたのを、今度は時間を置かずに(瞬間的に)左へスイング軸を移動させてしまいます。
そしていよいよ腕がダウンスイングを開始します。この腰が左に移動した状態(上半身は腰が左に行っている関係上少し右に傾いた感じになって)尚且つ、前傾角度を保ったまま、コックも保ったままで(感覚的にはという意味です、じっさいは腕が8時半の位置に来るとコックが解け始めます)自分の右腰の位置まで腕(両手首)がおりてきます。
腕の引き下し開始からここ迄が「タメ」を作る動きになります。
下半分の円弧(スイングプレーン)の動き
それから手首のコックを解きながら、8時半の位置から3時半の位置までの小さなスイングを腰の回転と合わせて行います。イメージ的には、腰が回る前の時点でスイングをしますので、腰は右を向いたまま(飛球線方向に対して斜め右方向)の感じで振ってしまうという感じになります。※実際は腰が回転し始めるので飛球線と平行な感じでインパクトを迎えます。
このインパクトの時の姿勢が良く雑誌とかで言われているヘッドが右に残ったインパクトの姿勢(ビハインド・ザ・ボール)になるわけですね。
インパクト後は5時 ⇒ 4時 ⇒ 3時半 ⇒ 3時となっていきます。この3時半の位置から左の親指が自分に向かって起きてくる感じでテイクバックと逆のコックを取っていきます(手首は返らないままです、ここで手首が返ると一寸違うスイング※になってきます)。ですから3時半までは伸びていた両腕が、ここから腰が回りながら折りたたみ始め、フィニッシュへ向かっていくという事になります。※についてはまた別の機会にお話します。
これで一般的に言われる縦のスイングプレーンを持ったスイングになり、方向性も飛距離も伸びて安定した綺麗なスイングが完成します。
ここまでの動きですが言葉で記載するとこんなに長くなりますが、実際にかかる時間はコンマ〇秒という世界です。それぞれの動きは更に短い時間での動きですので・・・・。
練習のポイント!
要は、この動きの理屈を一旦頭で理解した上で、練習するという事が大事だそうです。
もっと色々な細かい事(両手の肘の位置とか両膝の位置、それぞれの動き方とか)があるのですが、とりあえず重要な点について書かせていただきましたので、ご容赦くださいませ。
言葉だけでわかるように説明するのは、とても難しいです。・・・・・・・。そのうち、同級生のレッスンスクールを紹介させていただきます。実際に指導を受けた方が遥かに上達できると思いますので・・・・。