誤解されやすい基本 64 改めて初心に帰る。其の壱
何故?多くのゴルファーは練習しているにもかかわらず上手くならないのでしょうか?
「誤解されやすい基本」本シリーズも、63(ページ数では98ページ)まできました。
新年を迎えここで改めて初心に帰って、やや掘り下げた内容で、今までにあまり触れていない事を記載してみたいと思います。
まずは、「練習」についてです。
多くのゴルファーがそれなりに練習をしているのにもかかわらず、何故上達しないのでしょうか?皆さんは考えられたこと有りますか?様々な原因・理由が挙げられると思います。例えば・・・・・、
◯そもそも自分には、ゴルフの才能が無い?
◯運動神経が鈍く、上達速度が普通の人と比べて遅い?
◯練習時間がうまく取れないから、上達できない?
◯体力・筋力がないからうまくスイングできない?
◯練習の仕方が判らない?
さて、いかがでしょうか?もっと色々理由はあるとは思いますが、代表的なものを挙げて見ました。
しかしながら、当サイトの「誤解されやすい基本」をある程度ご覧になっている皆さんは、原因・理由が上記に記載された内容で無いことはもうお判りですよね。最後の”◯練習の仕方が判らない”というのを除いてみんな間違い(不正解)ですよね。
ゴルフが上手な人とそうでない人の違いは、「練習の仕方」にあります。その中でも特に、「正しいスイング」とはどんなスイングで、「今の自分のスイング」がどうなっているのか?解らないままどんなに練習をしたところで、うまくならないのは当たり前でしょう。ただがむしゃらにスイングしていたって、絶対に巧くはなりませんよね。
単純にゴルフの上手さが練習量と比例するのであれば、ゴルフ歴の長い人は大方シングルになっていて当たり前ですが、実際にはそうではありませんし、実際にシングルの人はゴルファーの10%にも満たず、更に90を切る人でも10%程(合計20%強程)しかいません。悲しいけれどこれが現実です。
そうなっている一番の原因・理由は、「より遠くへ真っ直ぐ飛ばしたい!」との単純な思い込みに有ります。この「より遠くへ真っ直ぐ飛ばす」というのはゴルフにおける理想ではありますが、練習のテーマとしては大きすぎます。もちろん、練習テーマとして否定はしませんが、もう少し具体的で小さな改善をテーマとして、それらを積み重ねることでしかこのテーマ(より遠くへ真っ直ぐに飛ばす)に到達する方法はありません。
長くなりましたので、続きは次回以降で・・・・・。