誤解されやすい基本 63 ハンドファーストでのインパクト!? 其の弐
前回からの続きです。
ハンドファーストでのインパクトはスイング動作の極一部であり、動作の一部として「スイングの途中では瞬間的にあの様になるのだ」とイメージで捉えるべきもののようですと、前回申しましたが、具体的にはどうすれば良のでしょうか?
答えを先に記載してしまいましたね。前提条件である「先にグルップをしてから」というのが其の答えです。以下に詳しく記載致します。
ソールする前にグリップを決めること!
アドレスルーティーンの中でスタンスとグリップのどちらが先なのでしょう?
どっちでも良さそうですよね?ところがどっこい、ここは大変重要な部分です!。
必ず!、必ずです!先にグリップします。
体の正面でまずグリップすることで、クラブフェイスをスクエアーにセット出来るからです。
その後、クラブフェイスに合わせてスタンスします。
上の写真(右側)ではハンドファーストになると、クラブフェイスがやや開いていますよね、これが正しいグリップをした時の写真です。この位置でフェイスをスクエアーにすれば、スタンスの時点ではフェイスが閉じてしまうことがお分かりになるかと思います。
従って、スタンス後にグリップすると、ターゲットにスクエアーなグリップができず、スタンスに合わせてしまい易くなって、結果、ここから方向の狂いが生じ始めるのです。
練習量の少ないアマチュアの方が、ソールしてからグリップを決めると、手のポジションやライによるクラブの座り具合などで、フェースの見え方が変わり、グリップの位置も毎回ズレてしまいやすいのです。特に、コースでは毎ショットごとにフェースの向きが違ってしまう状態に陥りがちです。
繰り返しになりますが、本番でも必ずグリップをしてスタンスをするようにして下さい。こうすることで現場のライの状況にかかわらずフェイスの向きを同じにして安定させることが可能になり、錯覚によるミスを防止することが出来ます。
この「グリップを先に決めてスタンスをする」というのは、アプローチにかぎらず全てのショットに共通する大原則です。
セットアップルーティーンでフェイスの向きが一定になるということは、さまざまなミスの防止に大きく貢献しますので、是非皆さん実行していただければと思います。