誤解されやすい基本 70 グリップは緩く(ゆるく)握れ!? 其の弐

スイングのインパクトでは力が入るのが当たり前!?

前回からの続きです。

基本、スイングの際には振り始めは緩く握っていても、インパクトの瞬間には意識していなくても強く締まっているはずです。この事の記載がほとんどありません。

ですが、インパクトの瞬間に力は入ることは当然ですよね?ユルユルのままではボールを捉えた瞬間に反発を受けてボールをキチンと飛ばすことは出来ません。何故この事の記載がないのか?個人的に思うのは、あまりにも当然過ぎて記載がないのではないか?ということです。

遠くへ飛ばすだけの加速度をボールに与える訳ですから、その瞬間にはこれと同等の力がクラブヘッドのパワー(これを支えるための腕の力 + シャフトの剛性 + 慣性モーメント)に無いとボールへ伝わりません。

スイングにおいて、決してグリップが緩いままではないということ、ここが誤解、というか、記載がない為に曖昧になっている部分です。「インパクトの瞬間にはちゃんと力が入るんだ!」このことをしっかり頭に入れて頂きたいと思います。

これで、スイングのインパクトでボールを捉える感じをハッキリ意識することが出来るはずです。

とは言っても、力む程の力は不要ですよ。あくまでもボールの反発を抑えてクラブをスイング軌道からずらすことなく、フィニッシュまで運ぶ為に瞬間的に力が必要ということです。上手な方は、ここのコントロールが巧く、飛距離と方向性を確保しているのです。

細かいことを言えば、プロは其の瞬間さえ逆の体重移動を行って、飛距離を出したりしているのですから・・・。詳細は省きますが、この逆体重移動ができれば、飛距離が「グン!!」と伸びます。

いずれの時か、詳細について記載することがあるかもしれません。

長くなりましたので。続きは次回ということで・・・。