誤解されやすい基本 64 改めて初心に帰る。其の参

「現状の自分を識る」とは?

前回は、練習テーマを見つけるために必用な前提条件①「正しい練習方法」についてでした。

今回は、もう一つの前提条件②「現状の自分を識る」について記載します。

これは「自分で自分のことが判っている」ということですが、一見簡単そうで、なかなか難しいことのようです。思っていませんか?「自分のことは自分が一番解っている!」と・・・・。意外と判っていないもののようなのです。

どうでしょう?ご自分のスイングがどのようになっているか説明できますか?出来ると言われる方は、メモしてみましょう。そうですねまずは、①アドレスの姿勢はどうなっているか?スタンスの幅は?前傾角度は?グリップは?膝の曲がり具合は?ボールとの距離は?etc
次に②テイクバックはどうなっているか?真っ直ぐ引けているか?グリップと体の間隔はキチンと確保できているか?腰は適正に回っているか?肩は?トップの位置は?脇は?肘は?etc・・・・・。

次いで③切り返しは?④インパクトは?⑤フォローは?⑥フィニッシュは?・・・・・・、チェックポイントが多くて切りがありませんが。まぁ、メモれるだけメモして下さい。

次に実際にスイングしているところを携帯で結構ですから、動画(動画が取れない場合は写真でOKです)に撮ってみましょう。体の正面からと後方からの2方向で十分でしょう。

それで、実際のスイングを動画で見てみましょうか。「いかがですか?」先ほどメモしたようなチェック部分についてきっちり出来ていますか?できている人は大したものです。既に80台、もしくはシングルになっていても不思議ではないのですが・・・・・。

残念ながら思っていたようになっていなかったという人、95%以上の方がこちらだと思いますが、どうでしょうか?

とは言え、決して悲観することはありません。それで当たり前なのですから。殆どの人が自分の想像しているようなスイングが出来ていないのです。思っている以上に出来ていない。これが、ここの部分が思い込みです。ですから、この部分をいかに修正するのかが「練習のテーマ」になるわけです。

前提条件として、「現状の自分を識る」自分の現状を理解していることがとても重要なのですね。そうしてやっと改善が可能になるのですから。

テーマが見つかったら、後は練習の実践をするだけです。できることなら、どなたか相棒を作って2人で練習することをお薦めします。張り合いもあるし、自分だけでは出来ないチェックが出来ますからね。お互いに動画を撮りあってみたり楽しい練習が出来ると思います。

以上、「誤解されやすい基本」 64 改めて初心に帰る でした。

皆さまの益々のゴルフ上達をお祈りしております。