誤解されやすい基本 15 マン振りはするな!

マン振りは何故、いけないのか?

今回は「マン振りはするな!」についてお話ししますね。 これも間違っているという訳ではありません。初心者(とは限りませんか?)にとっては多くのミスの要因になっている事はまちがいなく、スイングが安定する迄は・・、という意味で言われている言葉だと思われます。

マン振りとは、目一杯の力で思い切り振り切る事ですが、ここ一番距離が欲しい時ってありますよね。手前はフェアーウェイも狭くうねったアンジュレーションだけど、200y先はフェアウェイも広く平らでハザードもなし・・・。こんな状況ならどうしても「よ〜〜し、ど真ん中狙ってやる!」ってことになってしまいますよね。極普通の反応だと思います。(欲張ってるし、普通ではないですかね)

管理人はコースデビューまもないころよくこれを言われていました。「まともに当たれば良いけど、ミスする確率の方が圧倒的に多いんだから、マン振りはやめた方が良いよ」・・・・・。確かに言われる通りで欲をかいて力が入り過ぎ、結果大曲り・・・・、といった事がとても多かったと思います。

そうなんですよ、この「力が入り過ぎ」ってのが、ミスの原因なんですよね。

これは多くの場合、アドレスに入る時点から(というかその前から?)力みが入って、腕から手首がガチガチで、肩に力が入って回せなくなり、飛距離に最も必要な体の捻転も少ない、浅いトップになってしまっているのです。その結果、手首の柔らかさが無いままのスイングになる為ヘッドスピードは上がらず、単なる打ち急ぎのスイングになり、上体が突っ込みすぎたり、すくいあげて俗に言う「明治の大砲」スイングになったり、結果飛距離も出ないし、余計な諸々のミスを誘発してしまうことになってしまうのです。

となると、やっぱり「マン振りはするな!」といわれても仕方ないのでしょうか?。

 

正しいマン振りはどうすれば良いのでしょうか?

では、マン振りしなければよいのか?、確かにマン振りしなければ上記のようなミスは起りませんが、飛ばす快感は捨て難いし、飛距離を出したい時だってやっぱりありますよね。

何とかならないのでしょうか?・・・・、皆さん、諦めるのはちょっと早いようです。正しい方法が無い訳ではありませんよ。

その方法とは、力を入れるタイミング・ポイントを変えれば良いのです。

アドレスから力を入れるのではなく、テイクバックからトップまではいつも通りのリズムできます、ここが大事なポイントなのですがスイングの助走に当たるテイクバックからトップは正確なスイングプレーンの基本ですからここはキチンと上げて行って下さい。トップ迄は体を大きくゆっくりと動かして捻転差のある深いトップを作りましょう。

ここから先、切り返しから先の特にダウンスイングからインパクト迄に力を込め、フィニッシュまで振り抜きましょう。フィニッシュの形には気を付けましょうね。ブレない安定した綺麗なフニッシュを目指しましょう。

これでマン振りの完成です。細かい注意点はありますが、あまり細かくてもこれに注意が行き過ぎて、スイング出来なくなってしまっては意味がありませんので、割愛します。

ということで、「マン振りするな!」は、やり方次第ではOKなんですね。チャンスがきたら、あまり気負いすぎないようにして大きくゆっくりとしたテイクバックをとり、切り返しから思い切って振り抜いてみましょう!

あの、決してあおっている訳ではありませんよ、各自の選択でお願いしますね。無理はしなくても全然OKですからね。