ゴルフの科学的考察 攻める!? それとも刻む!? 選択の基準とは? 其の弐

前回からの続きです。

刻むと決めた後、どんなミスをしているのでしょうか?

それはクラブの選択のミス!!

です。

「池まで150yか、それならば140y打てればいいや」と安易に6番、もしくは7番アイアンを選択、結果は・・・・・、多くの場合、上手く行かずに池に捕まってしまって、予想以上に叩いてしまったということになっていませんか?

これは、ある意味「必然」なのです。「必然」??・・・、どういうことか?

「キャリーで200yという冒険をしなくて済む」という気持ちの余裕から自分が思う以上にナイスショットになって飛距離が出てしまう場合が一つ。もう一つは池があること、当然フェアーウェイの地形的な特徴として、池側へ傾斜が傾いていることで、キャリーは140yでも、傾斜に沿ってボールが転がり、想定以上にキャリーが出て、池まで届いてしまうといった場合。

加えて云うなら、ギリギリ池には捕まらなくても、左足下がりの難しいライのショットを強いられる可能性が高くなること、となれば、グリーンまでの距離のコントロールが難しいショットを残してしまい、自ら難易度を上げて、ミスに繋がってしまうという結果になり易いということです。

冷静に考えれば、想像できることなのですが、ついついやってしまいます。根本にあるのは、距離を出来るだけ稼いでおきたいという「欲(思い込み)」です。誰もが陥る「飛距離の誘惑の罠!」です。

飛距離を競うゲームなら、これでも良いのでしょうが、ゴルフは打数を競うゲームですよね。

チャレンジして2打目をウッドで狙って池に入れて打ち直し、気持ちの余裕がなくなって次のショットはトップして50y、更に頭に血が上って次のショットはダフリ!!、もう頭が真っ白になって上がってみればこのホール、ダブルパーの8ならまだましで、結局10を叩いてしまった!!・・・・・・。

なんてことになりかねません。(笑)いやいや、笑い事では無いですよね。

2オン・2パットも3オン1パットも同じ4打でパーということ。であるなら、2打目を100y3打目を100yとした方が、より簡単でミスの確率も少なく、確実にグリーンオン・ピンそばが狙えるでしょう。そう思いませんか?

そうです!ゴルフは上がってなんぼの世界なのですから・・・。