ゴルフ用語辞典 シード(Seed)

ゴルフ競技に関わらず、他のスポーツでもよく見る「シード(Seed)」、シード選手とかシードクラブとかシードチームなどといった使い方をしますよね。

「シード(Seed)」を辞書で引いてみると、以下の様な記載があります。※Weblio辞書より

【名詞】 (《複数形》 seeds,[集合的に] seed)

1 【可算名詞】 [集合的には 【不可算名詞】] 種子 《★【用法】 大量のに言及する時には 【不可算名詞】 扱い一般的》.

2 【可算名詞】 [通例複数形で] 〔争い善行などの根源of〕.

3 【不可算名詞】 [集合的に] 子孫(たち) 《★【用法】 聖書などで用いられる以外は古語》》.

4 【不可算名詞】 a 魚精白子 b 精液.

5 【可算名詞】 【競技】 シード選手.

 

そうなんですよね。種という意味なのです。

ゴルフ用語としては、プレー用語強豪選手・強い種子の選手 との意味になります。

では何故、種がシード選手の意味合いを持つようになったのでしょうか?

シードとは、「勝ち抜きのトーナメント競技でくじ運のため初回から強豪同士がぶつからないように、ブロックを分け、強い選手から並べていくこと」ですよね。

予選を実施して通過した選手の中に、強豪として予選を免除された選手を、間隔を開けて蒔かれた種子(seed)のように配置されることから、このような強豪選手をシード(Seed)選手と呼ぶようになったようです。

ゴルフルールの「付属規則Ⅰ・11 順位による組合せ」に、マッチプレーの組み合わせ(16人とした場合)に於いて以下の様な記載があります。

16人入選の場合(他8人・32人・64人の例が記載されています)

1位対16位、2位タイ15位(以下同様)として、1位と2位を最も離れたブロックとするようになっています。1ブロック4人構成で8人、2ブロック。以下同様、16人4ブロック・32人8ブロック・64人16ブロック

ちなみに、日本のプロ競技においては、前年度の賞金ランク60位(LPGAでは50位)までをシード選手としてシード権が与えられ、ツアーの出場が約束されています。※米国は125位までが原則です。