フォワードプレスの補足「小さな筋肉の動かし方」について 1

「小さな筋肉」とは?

フォワードプレス」について前回お話をしましたが、説明が十分でない部分がありますので、関連する補足説明として「小さな筋肉の動かし方」について記載します。

管理人の指導をしてくれているPGAのティーチングプロが、レッスン時によく使う言葉に「スイングは大きな筋肉を巧く使えば、すごく楽にスイングが出来るし、疲れもしない。スイングが安定して、おまけに怪我もしにくい」というのがあります。確かに大きな筋肉を上手に使う事は大事ですが、といって小さな筋肉を使わなくても良いという訳では決してありません。

小さな筋肉はとても器用で対応も早いのですが、その反面動きを覚えておくのは苦手のようです。というか、瞬間的には巧く対応してくれますが、すぐに忘れてしまうのですね。ゴルフスイングは軌道の安定(いつも同じスイングが出来る事)がスコアアップには欠かせませんが、小さな筋肉はこのスイングの動きをすぐに忘れてしまい、かえって余計な動きさえしてしまうのです。結果小さな筋肉だけのスイングは、安定せず上達へは中々至らないという事になってしまうのですね。

「小さな筋肉」の上手な動かし方

で、今回お話しするのは、器用だけれど、すぐ動きを忘れる小さい筋肉の上手な「動かし方」についてです。」

ショットにしてもパットにしても、アドレスでは 体が 静止状態になりますよね、この状態からどうやって スイング開始に入れるかで ショットの結果には大きな差が出てきます。 アドレスで 体が固まっていつまでもスイング開始できないようでは、以後の動きも スムースな動きとならないのは当然の結果でしょう。

このようにアドレスで 完全に体が静止した状態を長く続ければ、肩や腕など大きな筋肉が硬直し 不必要な力が入って スムースにスイングに入れなくなるばかりではなく、その後の動きの全てにおいて 力みを取ることはが難しくなってしまいます。また、そんな状態で は リズムやバランスまでも 大きく崩すことにもなりかねません。

そこで 体重を 左右の脚に交互に掛ける動作やワッグルなど、体の様々な筋肉を動かすことを 利用して 体全体の筋肉を リラックスさせ 固まってしまうこと避け、スムースなスイングの流れを作るようにする必要があります。これが「フォワードプレス」に繋がって行く事になります。

大きな筋肉の特性

一方、あまり 知られていないことですが、 小さな筋肉を 動かすことによって 大きな筋肉は、 ほとんど動かない状態にあっても 体全体を リラックスさせることが可能なんですね。多少個人差はあるかもしれませんが、つま先や 踵を 少し上げて タップするように 動かすことや、 さらに 小さな筋肉である手足の指などを バックスイングの動作に入る前に 小刻みに何度か動かしたりタッピングすることでも、 同様の効果が得られます。

とは言え、ただ 指などを 軽くタップすれば良いというものでもありません。小さな筋肉を 意図的に動かす目的は、 体全体の余分な力を抜いて、静から動に移る タイミングを計り、流れるようなスイングの引き金を引くことにあるわけですから、その点を十分 意識してやらなければ意味がありません。

さらに、トップやボールを打つ瞬間などを含め、スイングを通じて体全体の適度な脱力とバランスの維持が出来ていなければ、 いくらスイングのスタートがスムースに出来ても、良いスイングとはなりません。

長くなりましたので、次回にその具体的な方法についてお話しします。