フォワードプレスについて 2 具体的には?

前回の続きです。「フォワードプレス」は、具体的にどのような動きをすれば良いのか?今回はこの内容でお話しします。

フォワードプレスの一般的な動きとその方法

フォワードプレス」の動作には色々な形がありますが、最も一般的なのが 手と腕を 目で見てなんとか分かる程度(注意して見てないと判らない位) 、僅かに 前(ターゲット方向へ)に押し出すようにする動作です。この動きと合わせて同時に、腰や肩、さらに、下半身も それに合わせて (ほんの少し) 動かすことになります。そうすることで、体全体を クラブを後ろに引くという動きのサポートする体勢(体を動かそうとする方向とは反対の方向に少し動いて反動をつけるイメージです)にすることが出来る訳ですね。

反動をつけるという言い方で判り辛いという方は、テイクバックの動き(体が右へ行こうとする動き)に対して、左へ動いてバランスを取ろうとする動きと言えば判りやすいでしょうか?。例えば、テイクバック開始時に、右膝を少し内側に引き寄せるような動きを取り入れているプロや上級者は多いですよ。

「水の入ったバケツ」

昔から 言い伝えられている「フォワードプレス」の説明として 「水の入ったバケツ」 を持ってスイングするイメージでテイクバックに入るという のがあります。水の入ったバケツはそれなりの重量があり、単に上下する分には特に前準備「フォワードプレス」の様なものは必要がないのですが、スイングのように腕を伸ばして円運動をさせようとすれば、いきなり回そうとしても中々回せません。ですが、逆方向に引いてその反動を利用すれば、そのまま引くより随分楽に回せるはずですよね。

大変分かり易くて巧いたとえだと思いますが、皆さんいかがですか?。

さらに、水の入ったバケツを振るイメージは (バケツの中の水を溢さないよう 体とクラブを動かすのがポイントで)、 スイングを通じて持ち続けて欲しいイメージであり、 感覚になります。このイメージで、バケツの中の水を フィニッシュで自分の左側に投げ飛ばすイメージでスイングを完了すれば ドロー系のボールが打てるし、右前方に飛ばすイメージでフィニッシュすれば フェード系のボールが打てるということになります。

その他、様々な動きやテクニック

また、グリッププレッシャーを 強-弱-強-弱 などとしてリズムと弾みを付けるテクニックや、 指を小刻みに動かす方法、さらに、アドレス時にワッグルをしてから間髪を入れずに「フォワードプレス」に入るようなスタイル等、「フォワードプレス」の動かし方の一つとして試してみて下さい。

このような中から 自分に合ったものを見つけて頂ければ良いと思います。管理人が良いと思うのは、ぱっと見て分からないほどの小さな「フォワードプレス」の方が、本来の目的を上手く果たせるのではないかと思ってます。逆に余り大きな動きは、かえって余分な力が入ってしまい本来の目的を外れてしまいますので、注意して下さいね。

以上「フォワードプレス」についてでした。それでは、皆さんのスイングが良くなってスコアーが少しでも縮まりますよう祈っておりますね。