フォワードプレス について 1 その意味

「フォワードプレス」って?

3月の下旬から4月上旬にかけて、ラウンド前日までにやっておくべき事 ラウンド当日のマネジメントで意識すべき事 アドレスルーティーンの作り方 アドレスルーティーンについての補足 ゴルフにおけるスポーツ心理学について スコアーメイク 守りのゴルフの落とし穴 と本番のスタート前に関連するいろいろな事を記載してきました。 今回はその最後として、「フォワードプレス」について記載してみたいと思います。

「充分知ってるよ」って方も、改めて確認して頂ければ、より一層ショットの安定性が増すかもしれませんので、確認するという意味で読んで頂ければ幸いです。

スイングのスタートは 静 (アドレス) から動 (テイクバック) への動きで、これを如何にスムースにかつ、 テンポ良く スタートさせれるかが、 良いショットをする上で 重要な要素となってきます。

多くの人は、意識するしないにかかわらず、何らかの形で 体の一部を前方に動かしてから (その反動を利用する形で) クラブを後方に引くという、いわゆる「フォワードプレス」の動きをしている事と思います。ですが、その「フォワードプレス」の方法次第で、スイングのバランスやテンポに大きな影響があるということに気付いていない人も数多く存在しているようです。

レッスン書やゴルフ関連雑誌を読んでいれば、一度や二度はこの言葉「フォワードプレス」を目にしていると思うのですが、実際に意識して実践している人は少ないような気がするのですが、皆さんいかがでしょうか?

例えば、テイクバック開始時に グリップ・プレッシャーが 必要以上に強くなったり、前腕に力が入ったりするのは 通常 マイナス要因(ヘッドスピードを殺したり、クラブフェイスを開いたり、閉じたり、或はダフったり、トップしたりといったことの原因)になるのですが、テイクバック前に行う「フォワードプレス」をちょっとばかり意識して工夫することで、そのようなマイナス要因を無くし、手や腕ばかりでなく体全体の不必要な力を抜いて、力みの無い滑らかでスムースなスイングを促すことが出来るようになります。

このように、「フォワードプレス」には アマチュア・ゴルファーのゴルフ・スイングを劇的に良くする可能性のある秘密(ちょっと大げさですかね W )、もしくはアイデアといったようなものが詰まっているようです。

それでは、具体的にどのような動きをすれば良いのか? 次回にその具体的な内容をお話ししたいと思います。