誤解されやすい基本 5 斜面でのショット その壱 注意すべき点

2通りの斜面でのショット解説・・・

斜面でのショット」については、それこそ多くのレッスン書や雑誌に解説が巷に溢れていますよね。それだけ「どうすれば良いのか判らない」人が多いという事でしょう。しかも斜面に対する考え方が異なるため様々な理論、解説があって余計に判りにくくなっているのではないかと思われます。

対処方法は大きく分けて2つの説があるようですので、どちらを選択するのかは各自にお任せ致します。管理人も判断にまよいがあり、「こっちが正解!」という明確な物が今の時点でありません。ですので、基本として理解しておくべき、外せない理論・理屈について記載してみます。

多くの誤解があると思いますので、理論・理屈を良〜く理解して頂ければと思います。

注意すべき点としては?

斜面のショット」の際に注意すべき点は、以下の点だと思われます。これをA:上がりのグループ(つま先上がり・左足上がり)、B:下がりのグループ(爪先下り・左足下がり)に分けてスイング方法を変える必要があります。

1.クラブを持つ長さ、2.スタンスの向き、3.スタンスの幅、4.体重配分、5.ボールの位置、6.スイングの振り幅、これらの基本的な考え方について説明します。

「1.クラブを持つ長さ」                                             斜面でのスイングは平地に比べて不安定なスイングになりますので、平時に比べてよりコンパクトなスイングをした方がミスショットの防止につながります。ですからグリップは通常よりやや短め(グリップを1〜2cm程余らせて)持ちます。これは、各4つの斜面共通になります。

「2.スタンスの向き」                                              上がりグループの方は、斜面に沿った振り抜け易い「インサイドアウト」のスイングをするためフックになり易くなりますのでこの分右を向いたスタンスになります。逆に下がりグループの方は、「アウトサイドイン」のスイングをするためスライスになり易くなるので、この分左を向いたスタンスになります。特につま先の上り下がりの場合に、この傾向は強いのでこの点は意識しておいて下さい。

「3.スタンスの幅」                                               スタンスの幅については、これは意見が分かれます。一つは「スタンスをやや広めに取って重心を安定させ、バランスを取り易くして体重移動をしないでスイングする」という考え方、もう一つは、「斜面ではボールが飛びにくい為、スタンスを狭くして体重移動をしてスイングする」という考え方です。どちらも基本的には斜面でのミスの多くとしてあげられるダフりやトップも防止すると言った点では、目的として一致しているのですが・・・・、判断は難しいところです。

体重移動をしないでスイングする事は、体力が十分であればそんなに問題ではありません。腕力で飛距離も十分出せる可能性が有りますが、女性や高齢者にとっては無理が生じ易くなりますので、スタンスを狭くして体重移動を使ったスイングの方が体に無理も掛からず、良いのではないかと思われます。

この辺の判断は、各自でお願いしますね。

長くなりましたので、本日はこれまでということで・・・。続きは次回以降でお話しします。