誤解されやすい基本 4 パター(パッティング) その弐 タイプと特徴

パター、代表的な3タイプと、その特徴とは?

前回の続きです。パターの代表的な3つのタイプの特徴とは?

a:L字型パターの多くが指で重心位置を支えると(人差し指を伸ばしてクラブシャフトを乗せ、バランスを取った場合)、トゥ(ヘッドの先の方)がほぼ真下を向きます。このタイプはインサイドインのストロークに相性が良いので、ボールの位置目の真下より遠く(足のつま先から目の真下の距離の倍ほど先)※2に置いて、やや強めのインサイドインのストロークをした方が良いようです。

となれば、「真直ぐ引いて真直ぐ出す」といった基本もこのL字型パターの場合は、アドレスの位置を中心として、やや大きい円弧を書くような「ストローク」になります。これは、首の付け根のスイング軸を中心とした振り子運動を行うという意味なので、ボールの位置が目の真下から遠くなった分、円弧に近い動きになります。ただ、アドレスの位置からイメージクロックの7時の位置までは直線に近い円弧です。3つのタイプのうちターゲットラインの直線と接する※1部分が一番短くなります。

b:ピン型パターも同様に指で重心位置を支えると、その多くがクラブフェイスが約45°位傾いて止まります。このタイプは軽いインサイドインの「ストローク」と相性が良いので、ボールの位置は、目の真下よりやや外側(目の真下よりボール1〜2個分程遠め)※2で、軽いインサイドインのストロークになります。

L字型に比べ円弧の動きは小さくなりますが、円弧の動きに変わりはありません。ターゲットラインの直線と接する※1部分も、L字型に比べると長くなります。

c:マレット型パターは指で重心位置を支えると、クラブフェイスが真上を向きます。このタイプはストレートの「ストローク」(真直ぐ引いて真直ぐ出す)が最も相性が良いので、ボールの位置目の真下に置いて、基本のストレートな「ストローク」になります。

ターゲットラインの直線とほぼ同調します。(ストロークが大きく長くなると、円弧の部分が出てきます)

※1.厳密には接するのは点ですが、ターゲットラインの直線に近い弧の長さという意味です。※2.距離は目安ですので、自分が一番芯に当て易い距離となります

ということで、それぞれのパターのタイプによってボールの位置を修正して、「ストローク」もこれにマッチしたストロークをするという事になります。どのタイプのパターを使うのかは各自の好みですが、上記の特徴を再度確認して頂いてフィーリングにあったパターで、如何に芯に当てるかですね。

この芯に当てる、逆に言うと芯に当て易いパターが自分に合ったパターという事になります。

ショップで試してみて、自分に合ったパターを見つけ出して下さい。パット数が違ってきますよ。W