ダウンブロー(descending blow)
ダウンブローとは?
キレのいいアイアンショットのカギは、「ダウンブロー(descending blow)」だといわれていますよね。つまり、ボールに対してヘッドを上から下ろしてきてインパクトを迎えるのが大事だということなのですが・・・・。ヘッドがクリーンにボールをとらえることで、ボールに適正なスピンがかかり、クラブの設計意図通りの飛距離、球筋が出やすくなるという理由によります。
しかしながら、実際は「ダウンブロー」という特別な打ち方があるわけではありません。正しいアイアンのスイングでは、ヘッド軌道の最下点よりボールのほうが手前にあるので、結果的にダウンブローになる、というのが正解なのです。普通の正しいスイングを すればダウンブローになるということですね。
どんなクラブを持っても、正しいスイングをすればスウィング中のヘッドの最下点は左足かかとの少し内側になります。アイアンの場合、アドレスでその位置より少し内側(右足寄り)にボールをセットすることで、ダウンブローに打つ準備ができます。そのまま素直に打てば、きちんとダウンブローにボールをとらえられるはずです。ダウンブローにヒットできない主な原因としては、①テークバックで軸が右に動きすぎる、②ダウンスウィングに入ってから左への体重移動が足りない(右足体重)、③ボールを上げようとして右肩が下がる(あるいは左肩が上がる)など、様々なことが考えられます。その他にも理由はありますが、ここでは割愛します。」
ちなみに、「ダウンブロー」は和製英語で、正しくは「descending blow」といいます。「descending」は直訳すれば「下向きの」という意味になります。