背中を軸とした回転運動 + 体重移動

スイング軸を意識した基本スイング

2011・09・04

今日は先週の続きで、アドレスからバックスイングへのテイクバック・・・。特に8時半(クラブシャフトが水平になる位置)のとき(スイング2.5)の背中(背骨~首の付け根)を軸とした回転運動+体重移動の練習でした。

背中(背骨~首の付け根)を軸とした回転運動の際、スタンス~8時半の位置までのバックスイングを行う時の手首の位置は、クラブシャフトが背中(背骨~首の付け根の軸)に向かって一定の距離を保つこととなります。具体的に云うと、背中の軸に向かっておへそを中間点とした直線があることとなるのでクラブシャフトの端(グリップエンド)からおへそまでの距離が、拳一個半分空間が空く(一定の距離)ことになり、これをキープしたままで回転運動をしなくてはならないと言うことです。(手で動かしてはダメ!)

これをキチンと実行しようとすると、これ以上は回らないというところまで腰を目一杯右にまわして(約45度回転します)それから更に体重移動(重心移動)をして左肩を更に右(飛球線後方)に押し込む形になります。水平になっているクラブシャフトをようやく右手親指側(自分の眉間方向へ)へコックして、首の付け根上方まで担ぎ上げます。これで綺麗なトップが作れます。

膝の動き

このとき左ひざが前に出てはだめです、背中を軸にした回転では膝は出ませんし、右ひざの内側に寄ってくるような感じになります。もし前に出ているようであれば、体の前を軸にした回転となっているせいです。これでは右の股関節にキチンと乗った体重移動することができず、パワーも出ませんし不安定で無駄な動きとなり、様々なミスの原因となってしまいます。

普通にバックスイングをしようとすると、上記の腰をキチンと回すことが出来ていない場合が多く(腰を回さずに腕でシャフトを右後方に回しているに過ぎない)、そうなるとコックしてトップまでクラブを挙げた時にクラブシャフトが飛球線方向へ向かずクロスしたり(オーバースイング)、回転不足でフラットなスイングプレーンとなってクラブシャフトが暴れてしまい綺麗なトップが作れません。

体幹でのスイング(ボディーターン)がミソ

体幹でのスイング(ボディーターン)が出来るようにならないと、腕だけでスイングすることになり、フィーリングのみの不安定なスイング(もちろん上手くスイングできることもあるのですが)になってしまい、安定した球筋で打つことが出来ず、スコアーもなかなか良くならないよ」とのことでした。

やっぱり言葉で説明するのは難しいです・・・・。とにかくスイングを安定させて、飛球線方向をある程度真直ぐな方向にするためには、このコンパクトで縦振りに近いスイングプレーンを描けるように、背中~首の付け根を軸としたスイングの練習あるのみのようです。

後は前傾角度を少し起こした場合(前足上がりのライ)のスイング練習と、逆に前傾角度を少し深くした場合(前足下がりのライ)のスイングの練習をしました。前者は、通常のスイングよりややフラットな感じで(少し横振りになります)、後者は逆にやや深い縦振りな感じになります。

本コースでは、微妙に傾斜がついている場合が多く、これに対応するための練習とのことでした。