スイング2.5の動き(スイングの肝?)

基本スイングの肝、スイング2.5について

2010.10.30

今日のレッスンは「基本スイングの2.5の動きについて」でした。

基本スイング2.5は、クラブシャフトが水平(時計の針で謂う所の3時から9時まで)の位置までの動きになります。※腕ではなく、クラブシャフトがですよ。

スイング軸(上半身の背骨やや外側を軸とします)の首の付け根後ろ(のど仏の背中側)を体の回転軸の中心とした回転運動、肩から腕のグリップまでの回転運動、グリップからクラブヘッドを先端迄の回転運動、この三つの回転運動をする事になります。※厳密に言うと肩から先の回転運動は一枚のプレーンではなく、グリップを中間支点(グリップした手首は可動します※2)としたシャフトの回転と肩から腕(グリップ)迄の回転の二枚のスイングプレーンが「く」の字に連なった回転運動となります。

※2:グリップした手首の動きはヘッドスピード、すなわち飛距離に影響する大変重要な動きになります。

ですので、一般で云われるところの頭が動かないスイングとは異なり、背骨を軸とした体の回転を行う場合は、体の厚み分トップで軸の右へ頭が動き、フィニッシュで軸の左へ頭が動く事になります。

最も気を付けなければならないポイント!

その回転運動の中で2.5のスイングは、クラブシャフトが水平の位置になるのですが、最も気をつけなければならない事の一つが、この水平の位置までクラブシャフトを持ってくるのに、手で持ってきてはいけないってことです。・・・・・????ですか?。

アドレスの位置からテイクバックがスタートしますが、7時の位置までは頭を背骨の軸の左に傾けるだけの動きになります。腕はアドレスで構えた時のまま動かしません。次に8時の位置までは腰だけ(肩で回さない)を目一杯右へ(45度前後)回します。(この段階でも、決して手で持っていってはだめですよ)この時注意しなくてはいけない事として、クラブシャフトのグリップエンドがアドレスの時のおへそとの距離(拳1個半くらい)を保ったままで回すということです。

スイング2.5の位置、とその解説

最後のシャフトが水平になる所までは、左肩を右へ押し込む(この時始めてクラブシャフトのエンドがおへそから少し離れる事になります)感じで左肩をアゴの下迄移動させます。この時に右足への体重移動(重心移動)が起こることになりますが、右ひざが流れないように注意してください。(右足の内側で右ひざが外側に行こうとするのを我慢する感じです)また左ひざも前に出ないよう注意が必要です、(前に出るのではなく、右ひざ側へ寄って行くという感じです)※理由はまた別の機会にお話します。

クラブシャフトは正面から見て水平、真上から見ると飛球線方向に対し前傾角度分内側にあります。またクラブフェイスも同様に前傾角度分垂直から前に傾いています。(体の前傾角度と同じ傾きです)

ここまで2.5のスイングになります。スイングの下半分の回転運動のとっても大事な所ですので、鏡を見ながら繰返しシャドウをやって体に覚えこませたいポイントです。

スイングの肝、スイング2.5

このスイング2.5の位置をテイクバックの時も、トップからダウンスイングをするときも、いつも通るようにすればブレの無い安定した同じようなボールが打てると言う事になります。言い方を変えれば、正確なショットを打つためには絶対に外せないポイントとなります。

トップからダウンスイングを開始し、ボールへのインパクト後もこのテイクバックと対称になるフォローが取れるようになれば、正確なショットが打てると言うスイングに於ける肝(最重要のポイント)になります。

説明が判りにくいかとは思いますが、意を汲んでいただければ幸いです。皆さん頑張りましょうね!