誤解されやすい基本 61 バックスイングでは肩を回せ! 其の弐

さて、前回からの続きです。

「バックスイングでは肩を回せ!」の正しい理解の仕方と言うか、受け止め方について記載します。

肩を回すだけであれば、腰を回せば楽に回せます。というお話を前回いたしましたが、もう一つ付け加えましょう。

腰を楽に回すためには、どうすれば良いでしょう?ちょっと考えてみましょう。

どうでしょうか?スタンスの位置から、左膝を右前に出せば楽に回せると思いませんか?

実際にそのように動かしているアマチュアは大変多いのです。ごく自然にそのような動きになっている人達がほとんどでしょう。膝の動きを意識しなければ、身体は楽な方の動きを当たり前に選択してしまいます。私もそうでした(笑)

そうなると(左膝が前に出ると)、背中側に有ったスイング軸が前に移動してブレ、肩や腰、(当然膝も)が上下動をしてしまい、ダフリ・トップ・引掛けやプッシュアウトのミスに繋がります。安定したスイングが出来ません。ここ試験に出ます(嘘です試験などありませんが、大変重要なポイントです)。

正しいテイクバックでは、腰が回って体重移動(重心移動)が起こり、結果、スイング軸が左から右へ移動して、しっかり体重移動を受け止めます。そこで肩を回す(腰も膝も動こうとするのを我慢して)ことで、捻転差(腰と肩の回転差)を生じさせてスイングトップが出来上がります。※意識的に左足を軸とするスイング(左足下がりとかバンカーショット等)をする場合は別ですよ。

これができることで、身体に無理のない、タメの効いた力強いスイングが可能になるのです。

逆に言えば、正しくない動きは、腕や掌(手のひら)に無駄で余分な力が入ってスイングがぎこちなくなったり、逆に力が必要な部分で力が抜けていたりと、アンバランスなスイングになってミスに繋がってしまうということになります。

さて、それではどうすればよいのでしょうか?

ちょっとばかり長くなりましたので、続きは次回ということで・・・・・。