ドライバーの飛距離ってどれくらいですか? 其の弐

さて、前回からの続きです。

飛距離の認識は「キャリー」から・・。

プロであれば、各トーナメントのデータが残されていて、その中に「ドライビングディスタンス」というデータ部門があります。これは各プロのドライバーの平均飛距離を表した数値です。

何が言いたいのかと言いますと、「キャリー」についての認識を皆さんも持っていたほうが良いのではないか?ということなのです。そうすれば、偶然性に左右されることもなく、判断のミスも防げるのではないでしょうか?

まぁ、少しでも多い飛距離を言いたい・・・、という気持ちはよくわかりますが、このように言うとなんですが、それは単なる「見栄」ですよね。

この見栄を張ったままプレーをすると、張った見栄が自分の実力だと思い込んでしまいかねないからです。その結果、ティーショットの殆どが200y位の人が、250y飛ばないと「今日は調子が悪い!」と実際とは異なる認識をしてメンタル的に落ち込んでしまう・・・。といったことが起こるわけです。マイナス思考でない人でも、「あれ~なんかおかしいな?」となりかねません。

決して調子が悪いわけではなく、いつもの事なのにです。

それに、ドライバーに限らずアイアンでも飛距離はキャリーで◯◯yと、キャリーで覚えておいた方が池やバンカーに入れることも避けやすいでしょう。

ピンまで150yエッジまでが125yといった場合、飛距離は150yでもキャリーが120yだとすれば・・・、手前のバンカーに捕まるか?手前の斜面に落ちて池へ・・・。となります。

この場合はキャリーで125y以上が必要なわけです。

この様にコースマネジメントにおいても、飛距離はキャリーとランに分かれているという認識を持っていたほうが良いことが判ります。多くの人が最高飛距離をイメージして、尚且つ思い込みが強いためにプランどおりに行かなくなってしまい、空回りをしてスコアーを崩してしまいます。

自分のことをキチンと正確に認識して、これに基づいたマネジメントを行うだけで、かなりスコアー的には改善されると思われます。

飛距離については、それから後に伸ばしていく努力をしていけば良いでしょう。